2014年9月12日金曜日

秋のハウスダスト

秋のハウスダストには秋に飛散する花粉と、夏場に繁殖したダニが死骸となり乾燥し粉末となるケースが多くなります。

暑かった夏も急速に遠のき朝晩過ごしやすくなり、秋の訪れがすぐそこまで来ています。しかし、この秋にもアレルギーの原因ともなる花粉が飛びます。その代表がブタクサやヨモギ、イネ科の雑草です。ブタクサやヨモギは道端や土手、野山など身近な場所に生育します。雑草は背丈が低いから遠くまでは飛ばず、生育場所などの近くで花粉が多く飛散するといわれています。また、春先に猛威を振るったスギ花粉も、夏に作られた花芽が多すぎると、冬眠前に一部が飛散するといわれています。専門家は「今年の夏は猛暑だった東日本では、10月にある程度飛散する可能性が」と予測しています。

ブタクサやヨモギなどは、大都市近郊の住宅地付近でも良く見られる雑草です。背丈が低いので、花粉を吸いこみやすく衣服に付着しやすい花粉です。花粉の発生源近くに近づかない事が一番ですが、春先の花粉症対策と同じく、マスクやメガネやなどで防ぎ症状が良くない時は、抗ヒスタミン剤など花粉症用の薬を使いましょう。また、室内に持ちこまないため外出から帰ったら、玄関先などで衣服についた花粉を取り払うことも大切です。布団や洗濯物を干した時も同じです。特に布団は掃除機を1㎡あたり20秒以上かけ、花粉などを吸収するとかなりの花粉などが取り除かれます。

都内の病院では「10月頃になると喘息の外来患者が通常の2倍近くになると」と言っています。夏場に繁殖したダニが死骸となり乾燥し粉々となり、ホコリと一緒に屋内を漂います。体内に取り込むと、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎のもとになると言われています。ダニ以外にもチャバネゴキブリやユスリカなどの昆虫の死骸も悪影響を与えています。
また、ペットの唾液のついた毛やフケも原因の一つとされています。

ハウスダスト対策で日常生活で出来る予防法は、できるだけ毎日掃除し、寝室は特に念入りに掃除することが一番です。カーペットなどのダニや花粉を取り除くには排気循環式掃除機が有効とされています。毎日が無理なら1帖あたり30秒以上の掃除機げけを週2回以上を、それも難しい状況なら、長時間過ごす布団の掃除機がけの徹底が大切です。
また、ペットの飼育環境を整え、定期的にシャンプーして清潔な状態を保ち、ペット用のダニ予防薬や駆除剤も活用します。


こまめに掃除や換気を実行することが、ハウスダストの影響を最小限に減らす手段なのです。


2014年9月5日金曜日

家具基材(MDF)のホルム濃度

シックハウス対策として改正建築基準法が施行され、ホルムアルデヒドとクロ
ルピリホスが規制されました。クロルピリホスは住宅などへの使用が禁止とな
り、ホルムを発散する建材は、使用面積に応じた制限がかかっています。

規制対象となる建材や塗料などには、F☆☆☆☆・F☆☆☆・F☆☆と表示され
ています。現在の住宅用建材や副資材は殆どがF☆☆☆☆を使用しており、単
体の建材ではホルムの放散は抑えられていますが、住宅全体で使用される建材
の使用面積はかなりの面積となり、場合によっては国の求めているホルムアル
デヒドの指針値0.08ppmを超えてしまうケースも少なくありません。

日本ではこのような規制があり建材メーカーもそれに準拠して、各種建材を製
造していますが、海外からの輸入資材にはこの規制がかかっていない資材もあ
り、室内の空気質悪化の原因ともなっています。

このように建材等には国の規制がありますが、【家具】については国としての
規制はありません。また、業界としての統一された自主規制もないと言われて
います。

新築住宅で引き渡し時に室内の空気質測定を行い、指針値0.08ppm以下で引き
渡しても家具が入り、家具等から放散される化学物質により指針値を超えてし
まいその対処や、ニオイの相談が寄せられることも、ままあります。欧米諸国
からの輸入家具や東南アジア製の家具も大量に日本に入ってきています。その
家具の基材となるのがMDF(中質繊維板)で、多く使われています。

最近ある家具メーカーの東南アジアの現地工場での、MDFのホルムアルデヒド
濃度を測定しました。その結果、ホルムアルデヒドの放散量は、国の指針値
0.08ppmをはるかに超え、1時間当たり放散量は2.788ppmと1.476ppmと指針値の
35倍、18倍という大きな値となりました。これほどの濃度とは思わなかったの
で驚きです。

家具となる場合には、このMDFに印刷されたシートを張り製品として出荷され
るので、ホルムアルデヒドの放散は減衰されると思われますが、それでもかな
りの放散はあると思われます。特に勉強机や各種収納家具、シューズケースな
どは東南アジアで生産された物が多く輸入されています。勉強机などは子ども
が使用する時間が長く、免疫力の小さな子どもへの影響は強く懸念されるとこ
ろです。

一日も早い国の法整備や、MDFのホルム放散を抑制する新しい技術の開発が求
められます。また、家具が入った後の空気質測定なども必要なことと思われま
す。


2014年9月2日火曜日

「睡眠指針2014」 8時間睡眠は?(2)

睡眠時間が通常より短くなると作業ミスが増える事は、米国での実験で実証されていますが、「適切な睡眠時間は個人差や年齢差があり、一律に8時間とは決められない」というのが専門家の共通認識です。
また三島部長は「睡眠不足が続くと体の負担になる。強い眠気に襲われるだけでなく高血圧や糖尿病、うつ病などになり易くなる」としています。


記事の中で【眠りにまつわるウソ・ホント】では幾つかの例が紹介されています。




など、今までの通説は科学的な根拠は薄そうです。

いずれにしても、睡眠には心身の疲労を回復します「良い睡眠で、からだもこころも健康に」が、極めて重要な事です。
また、良い睡眠のためには環境づくりも大切です。寝室や寝床の中の温度や湿度は、体調調節の仕組みを通して、寝つきや睡眠の深さに影響します。心地よいと感じられる温熱環境を保つためには、住宅でのきめ細やかな配慮もまた重要なことです。




2014年9月1日月曜日

「睡眠指針2014」 8時間睡眠は?(1)

厚生労働省健康局が「健康づくりのための睡眠指針2014」を公表しています。この指針には【睡眠12個条】として、12項目にわたり睡眠についてその重要性と注意すべき点について解説しています。

その中には、「睡眠時間の不足や睡眠の質の悪化は、生活習慣病のリスクにつながることがわかってきた」ことや、よく言われる「睡眠時無呼吸症候群は治療しないでおくと、高血圧、糖尿病、ひいては不整脈、脳卒中、虚血性心疾患、歯周疾患への危険性が高い」ことなどを指摘されています。

また、若年世代では平日に比べ、休日には起床時刻が2~3時間程度遅くなることが世界的に示されているが、起床時間を3時間遅らせた生活を2日間続けると体内時間が45分程度遅れるそうで、長期の休みの後などの生活リズムの回復には注意が必要です。

日本人の睡眠時間は6時間以上8時間未満の人がおよそ6割を占めていますが、加齢とともに睡眠時間が短くなりますが、健康で病気でない人は20年ごとに30分ぐらいの割合で減少していくことが分かっています。

「1日8時間は寝ましょう」小さい頃、こう言われた記憶を持つ人は多いでしょう。日経新聞の7月20日号に「眠りの通説について」の記事が掲載されました。

「8時間に充分な科学的な根拠はない」と国立精神・神経医療センターの三和部長は指摘しています。



2014年8月25日月曜日

家具基材(MDF)のホルム濃度(3)

最近ある家具メーカーの東南アジアの現地工場での、家具の基材となるMDFのホルムアルデヒド濃度を測定する機会がありました。

その結果室温31℃の状態で大小2枚のMDFを測定しましたが、ホルムアルデヒドの放散量は、国の指針値0.08ppmをはるかに超え、1時間当たり放散量は2.788ppmと1.476ppmと指針値の35倍、18倍という大きな値となりました。これほどの濃度とは思わなかったので驚きです。

家具となる場合には、このMDFに印刷されたシートを張り製品として出荷されるので、ホルムアルデヒドの放散は減衰されると思われますが、それでもかなりの放散はあると思われます。

特に勉強机や各種収納家具、シューズケースなどは東南アジアで生産された物が多く輸入されています。勉強机などは子どもが使用する時間が長く、免疫力の小さな子どもへの影響は強く懸念されるところです。

一日も早い国の法整備や、MDFのホルム放散を抑制する新しい技術の開発が求められます。

ReNも住宅の室内での化学物質の減衰に高い効果を出しており、この方面でも何かお役に立てればと考えております。



2014年8月24日日曜日

家具基材(MDF)のホルム濃度(2)

このように内装材には国の規制がありますが、【家具】については国としての規制はありません。また、業界としての統一された自主規制もないと言われています。家具製造業者の中には、自社製品のホルムアルデヒド放散量を公表している会社もありますが、そのような対応しているのはごく少数にすぎません。

(一社)日本家具産業振興会では、ホルムアルデヒドなどの揮発性化学物質の放散を規制した家具につけられる「室内環境配慮マーク」推進していますが、まだその会社数は少なく業界に広がる事が期待されます。

新築住宅で引き渡し時に室内の空気質測定を行い、指針値0.08ppm以下で引き渡しても家具が入り、家具等から放散される化学物質により指針値を超えてしまいその対処や、ニオイの相談が寄せられることも、ままあります。

欧米諸国からの輸入家具や東南アジア製の家具(日本のメーカーの現地産を含む)も大量に日本に入ってきています。

その家具の基材となるのがMDF(中質繊維版=木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボードに成型した繊維版の一種)です。もともと欧米において木質資源の有効活用を図るために発達しましたが、日本においても優れた品質特性から注目され活用されています。


続きは明日へ・・




2014年8月23日土曜日

家具基材(MDF)のホルム濃度(1)

シックハウス対策として平成15年7月1日から改正建築基準法が施行され、ホルムアルデヒドとクロルピリホスが規制されました。クロルピリホスは有機リン系のしろあり駆除剤で、居室を有する建築物への使用が禁止となり、ホルムアルデヒドを発散する建材は、使用面積に応じた制限がかかっています。

規制対象となる建材は、木質建材(合板・木質フローリング・パーティクルボード・MDFなど)、壁紙、ホルムアルデヒドを含む断熱材、接着剤、塗料、仕上塗材などで、JIS・JASなどの表示記号で、F☆☆☆☆・F☆☆☆・F☆☆と表示されています。

現在の住宅用建材や副資材は殆どがF☆☆☆☆を使用していますが、単体の建材ではF☆☆☆☆の基準に合致しホルムアルデヒドの放散は抑えられていますが、住宅全体で使用される建材の使用面積は、下地合板から仕上げ材まで含むとかなりの面積となり、場合によっては国の求めているホルムアルデヒドの指針値0.08ppmを超えてしまうケースも少なくありません。


日本ではこのような規制があり建材メーカーもそれに準拠して、各種建材を製造していますが、海外からの輸入資材にはこの規制がかかっていない資材もあり、室内の空気質悪化の原因ともなっています。


続きは明日・・