2013年6月24日月曜日

住宅市場動向 ~ 平成24年度 住宅市場動向調査について ~

国土交通省より「平成24年度 住宅市場動向調査 報告書」が発表されれてい
ます。

国土交通省より「平成24年度 住宅市場動向調査 報告書」が発表されれてい
ます。

住宅の建築・購入にあたり影響を受けたこととして、プラス要因としては「住
宅取得時の税制等の行政施策・金利動向」が3年連続で4割台と高い割合となっ
ており、低金利や減税措置などが新築を決める大きな要因となっています。

またマイナス要因としては「家計収入の見通し」が41%と最も多く次いで「以
前の家屋の売却価格」が36%、「景気の先行き感」が35%などとなっています。

主な全体像での内容は以下のとおりです。
 ①居住人数の最多層は注文住宅は4人、分譲住宅は4人、中古住宅は3人、賃
  貸住宅で1人、リフォーム住宅は3人が最多層。
  
 ②世帯主の年齢の最多層は
  注文住宅では30歳代で平均は45.2歳。分譲住宅・中古住宅も30歳代。
  賃貸住宅では30歳未満、リフォーム住宅では60歳以上が最多層。

 ③世帯年収の平均は
  注文住宅は平均617万円、分譲住宅は660万円、中古住宅は602万円、
  賃貸住宅は411万円、リフォーム住宅は650万円
  注文住宅での世帯年収は400~600万円が約32%を占める。

 ④一次取得者層
  注文住宅:30歳代 52.7% 平均年令40.2歳
  分譲住宅:30歳代 58.2% 平均年令36.8歳
  中古住宅:30歳代 41.9% 平均年令40.3歳
  一次取得者層は30歳代が主流。

 ⑤購入した住宅を見つけた方法
  注文住宅=第1位:展示場51%・第2位:知人紹介 26%
       第3位:親族・勤務先 18%

  分譲住宅=第1位:不動産業者 43%・第2位:インターネット38%
       第3位:住宅情報誌33%

  中古住宅=第1位:不動産業者 58%・第2位:インターネット36%
       第3位:折り込広告 34%

  新築住宅では知人からの紹介、親族・勤務先から紹介など、【口コミ】で
  の紹介事例が2・3位と、日頃のOB客へのフォローや、工事中の現場での仕
  事振りなどが評価され【口コミ】につながっている。
  分譲・中古住宅では、インターネットによる情報が成約に結びついている。

 ⑥建築・購入した住宅に決めた理由
  注文住宅では「信頼できるメーカー」が、分譲住宅では「新築住宅」が、
  中古住宅では「価格が適正」がそれぞれ第1位となった。

 ⑦資金調達方法
  資金総額は注文住宅3,614万円、分譲住宅3,597万円、中古住宅2,192万円
  リフォーム住宅230万円となっている。

 ⑧住宅ローンの有無  
  住宅ローンを有する世帯は注文住宅で69%、分譲住宅63%、中古住宅54%
  で、多くの世帯で住宅ローンを利用している。

その他、注文・分譲・中古住宅等についてかなり細部にわたり報告されており
住宅購入者動向や動機など参考になる内容が多く、是非ご覧ください。

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