WHO 大気汚染が【がんの原因】と因果関係認定（１）

WHO(世界保健機構)は2013年10月に、WHOの外部機関「国際がん研機関（IARC）」が、【屋外大気汚染がヒトに対して発がん性がある＜グループ１＞に分類した】と発表しています。

IRACのモノグラフ・プログラムにより召集された世界を先導する専門家達は、最新の学術文献の精査を行った結果、屋外大気汚染への曝露は【肺がん】の原因になる十分な証拠があると結論づけました。また、膀胱がんリスクの増加とも相関があるとしました。

モノグラフ評価は、世界五大陸で行われている研究の1.000以上の科学論文の独自の検証に基づいており、検証された調査研究では、屋外大気汚染により存在する様ざまな汚染物質の発がん性、特に粒子状物質と交通関連の大気汚染について分析が行われた。この評価は、欧州、北米、南米、アジアに居住する数百万の人々を対象とした大規模なもの。

IRAC所長のクリストファー・ワイルド博士は「屋外大気汚染をヒトに対して発がん性があるものとして分類することは非常に重要な一歩であるとしています。また、同博士は「屋外大気汚染を削減する様ざま効果的な方法があり、世界中の人々が大気汚染への曝露により受ける影響の規模を考えれば、国際社会に対して一日も早く対策をとるよう、強いメッセージを発信しなければならない」と強調しています。

ReN（れん）ホームページ
住宅産業塾
住宅産業塾Facebookページ