花粉症は、花粉を多く吸い込むと、花粉に対する抗体(IgE抗体)が産生され、これが一定量に達するとアレルギー症状を引き起こすと考えられています。
また、環境省では花粉症の悪化要因の可能性として、空気中の汚染物質やストレスの影響、食生活など生活習慣の欧米化による影響も指摘しています。
花粉の飛散シーズンは概ね4月一杯ですが、黄砂とPM2.5は6月ころまで続くと言われています。大気の汚染により喘息の悪化など呼吸器系の病気や循環器系の病気や、発がん性物質の影響によるガンの恐れも言われています。
花粉を避ける方法として、外出の際、マスクやメガネを着用し帽子をかぶるなど花粉が目や鼻につかないよう注意することが大切です。
マスクの効果として、「鼻内花粉数」を調べたデータがあります。
・マスクも通常のマスクより花粉症用マスクの方がより効果が高いことがわかります。
マスクなし 鼻内花粉数 1,848
通常のマスクなし 〃 537
花粉症用マスク 〃 304
・普通のメガネでも、使用しない時に比べ眼に入る花粉数を減らすことができます。
メガネなし 付着花粉数 29
通常のメガネ 〃 9.8
防護カバー付メガネ 〃 1.8
また、花粉症の新しい治療法として【舌下免疫療法(舌の下にスギ花粉の液を滴下してスギ花粉症を治す)】が期待されています。H26年10月に舌下免疫療法治療薬が発売されました、この療法は,皮下注射法に比べて通院回数が少なく、苦痛の少ない有効な治療法とされています。
PM2.5、花粉、黄砂と外気は必ずしも安全ではありません。住宅などの換気に外気を取り込むため十分な配慮が必要です。このため換気を控えた場合など、室内を<きれいな空気環境>に保つことが重要となります。高性能フィルターの空気清浄器や、室内の化学物質を効果的に分解除去するReN資材の活用をお勧め致します。
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