「黄砂」・「黄砂現象」とは、東アジアの砂漠地域(ゴビ砂漠、タクラマカン
砂漠など)や、奥地の黄土地帯から、強風により舞い上がった黄砂粒子が浮遊
しつつ降下する現象をさします。吹き上げられた黄砂粒子は、大きな粒子は速
やかに落下しますが、小さな粒子(粒径が数マイクロメーター以下)は上空の
風により遠くまで運ばれます。
黄砂による健康被害は、咳・頭痛・鼻水・微熱・痰・目の充血などですが、最
近報じられているように中国の大気汚染物質が黄砂に付着し、喘息炎や免疫が
乱されてアレルギーになったり、膠原病が悪化するなどが報じられています。
花粉症は最近特に報じられることが多いPM2.5が混合されることにより、劇症化
すると言われています。
また、黄砂が飛来しているときは、空気に含まれるカビや細菌などが黄砂が飛
んでいない時に比べ約5倍近く多いとの観測データもあります。黄砂の大きさは
直径4μmで、スギ花粉は20μmです。花粉より小さいので花粉症対策マスクで
なく、風邪のウィルスを通さないマスクが有効です。
黄砂は夏場以外は飛来する可能性がありますが、特に2月~4月がピークと言わ
れています。
環境省の<黄砂飛来情報>なので、早目に情報を入手することも大切です。
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