今年の5月に発売された「週刊新潮」に【間違いだらけの「雑菌知識」】という記事が載りました。興味あるテーマが幾つかありましたが、その中に誰でも知っている除菌グッズについて書かれています。
この商品は<99%以上のウィルス除去効果>を謳っており、15年間で3億本以上を売り上げたメガヒット商品と言われています。しかし、この商品には「塩化ベンザルコニウム」という物質が含まれています。
ここ数年、結膜炎や皮膚炎、喘息、不整脈などを引き起こす化学物質過敏症患者が急増し、その数は100万人を超えるとの統計もあります。北里大学の宮田名誉教授は、1日8人限定で、化学物質過敏症専門の外来を行っているそうですが、その半数がこのメガヒット商品に反応しているそうです。
「スプレーから霧状で散布されるので、それを吸いこんで肺に届くと化学物質がそのまま毛細血管を通って血液に溶け込んだり、鼻の粘膜に付着すると脳に直結するので、非常に危険です」と注意をうながしています。
また、その除菌効果について「塩化ベンザルコニウムを合成して殺菌作用を強めた石鹸を使い、3分間の手洗いを2回続けて行い、その後、プレートに手をつけてから離し、一定時間放置すると手形にびっしり細菌が発生していた。殺菌性の強い石鹸を使っても、細菌を完全に消し去ることなどできない。人間の体は細菌と共存して初めて健康なのです」と言っています。
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