最近ある家具メーカーの東南アジアの現地工場での、家具の基材となるMDFのホルムアルデヒド濃度を測定する機会がありました。
その結果室温31℃の状態で大小2枚のMDFを測定しましたが、ホルムアルデヒドの放散量は、国の指針値0.08ppmをはるかに超え、1時間当たり放散量は2.788ppmと1.476ppmと指針値の35倍、18倍という大きな値となりました。これほどの濃度とは思わなかったので驚きです。
家具となる場合には、このMDFに印刷されたシートを張り製品として出荷されるので、ホルムアルデヒドの放散は減衰されると思われますが、それでもかなりの放散はあると思われます。
特に勉強机や各種収納家具、シューズケースなどは東南アジアで生産された物が多く輸入されています。勉強机などは子どもが使用する時間が長く、免疫力の小さな子どもへの影響は強く懸念されるところです。
一日も早い国の法整備や、MDFのホルム放散を抑制する新しい技術の開発が求められます。
ReNも住宅の室内での化学物質の減衰に高い効果を出しており、この方面でも何かお役に立てればと考えております。
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