2014年1月17日金曜日

“たばこ”によるペットへの影響は(1)

たばこの副流煙による「受動喫煙」がもたらす影響は、昨年より大きく報じら
れているPM2.5と同じといわれています。PM2.5の主成分である様ざまな化学物
質と重金属は、タバコの煙にも含めれており、「たばこの煙もPM2.5と同じ」な
のです。

それでは人間の居住空間で暮らすペット、特に犬・ネコにとって、たばこの副
流煙はどんな影響があるのでしょうか。

2011年の調査によると、日本の全世帯中38%が何らかのペットを飼育している
との事です。38%とは2066万世帯という大きな数字になります。ちなみにこの
調査でのペット総数は2154万頭で、第一位は犬で約18%・1193万頭、第二位は
ネコで約12%・960万頭、以下、金魚・メダカ・カメ・熱帯魚などが続いていま
す。14歳以下の人口の1692万人と比べてみますと、今の日本では子供よりペッ
トの数が多い事になります。

日本禁煙学会の調べによると、喫煙家庭でのPM2.5濃度は46.5μg/㎡と非喫煙
家庭の17.8μg/?に対し約2.6倍の濃度となっており、国の基準の「1年平均が
15μg/㎡以下であり、かつ、1日平均濃度が30μg/㎡以下」を超えています。

アメリカ環境保護局による屋外大気の質分類では許容範囲を16~40μg/㎡とし
ており、喫煙家庭ではこの数値を超えています。また、たばこの煙に含まれる
「発ガン性物質」は70種類近くあると言われ、当然ペットもこの空気や副流煙
を体内に取り組んでいます。


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