2014年9月1日月曜日

「睡眠指針2014」 8時間睡眠は?(1)

厚生労働省健康局が「健康づくりのための睡眠指針2014」を公表しています。この指針には【睡眠12個条】として、12項目にわたり睡眠についてその重要性と注意すべき点について解説しています。

その中には、「睡眠時間の不足や睡眠の質の悪化は、生活習慣病のリスクにつながることがわかってきた」ことや、よく言われる「睡眠時無呼吸症候群は治療しないでおくと、高血圧、糖尿病、ひいては不整脈、脳卒中、虚血性心疾患、歯周疾患への危険性が高い」ことなどを指摘されています。

また、若年世代では平日に比べ、休日には起床時刻が2~3時間程度遅くなることが世界的に示されているが、起床時間を3時間遅らせた生活を2日間続けると体内時間が45分程度遅れるそうで、長期の休みの後などの生活リズムの回復には注意が必要です。

日本人の睡眠時間は6時間以上8時間未満の人がおよそ6割を占めていますが、加齢とともに睡眠時間が短くなりますが、健康で病気でない人は20年ごとに30分ぐらいの割合で減少していくことが分かっています。

18時間は寝ましょう」小さい頃、こう言われた記憶を持つ人は多いでしょう。日経新聞の720日号に「眠りの通説について」の記事が掲載されました。

8時間に充分な科学的な根拠はない」と国立精神・神経医療センターの三和部長は指摘しています。



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