アメリカでは「電子たばこ関連」の事故が急増しているそうです。
電子たばこの詰め替え用の液体ニコチンをめぐる事故が急増し、その大半が子どもに被害がでていると報じられています。
米疾病対策センター(CDC)では、液体ニコチン詰め替えボトルに関する通報は2010年9月には1件しかなかったが、2014年2月には214件あったとしています。
調査対象の4年間で、たばこ関連の通報は16.284件あったが、うち電子たばこ関連は2,405件で、その大半は子どもの誤飲事故と報じています。
電子たばこ関連の通報の51%は、5歳未満の幼児で、液体ニコチンを誤飲した、吸い込んだ、皮膚にこぼした、目に入ったなどの事故で、最も多い症状は嘔吐や吐き気、目の炎症です。
CDCの所長は「電子たばこに関する新たな危険信号だ、液体ニコチンが危険物になり得ることを示す報告」と語っています。
また、電子たばこ用の液体ニコチンには、キャンデーやフルーツなど子どもの興味をそそりやすい風味(フレバー)が付けらているにもかかわらず、容器には子どもの安全への配慮が義務付けされていない点が特に危険としています。
電子たばこ用の液体ニコチンは通常、小さな容器(ボトル)に入れて販売されており、有識者は液体ニコチンの保管場所には「排水管用洗剤や高齢者の高血圧治療薬」と同じ程度の配慮が必要としています。
アメリカに限らず日本でも電子たばこの愛用者は急増しています。厚労省からも家庭用品での、子どもの誤飲、特にたばこの誤飲については34年間たばこが第1位の報告もあります。関連物の置き場には特段の注意をはらいたいものです。
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