2014年6月21日土曜日

東京都「ソーラー屋根台帳」(3)

家庭で消費するエネルギーは、その約半分が給湯や暖房などの比較的低温な「熱」の用途に使われていますが、低温熱には熱エネルギーを直接利用することが効率的と言われており、「熱には熱で」の考えかたには、太陽熱や地中熱などの,再生可能エネルギーによって生み出される熱で賄う事が、今後ますます重要になってくると言われています。
このシステムは誰でも自分の住まいでの太陽光・太陽熱を利用した場合の数値がある程度読みとれるので、太陽光発電などの設置についての可否の判断がしやすくなります。

現在は東京都だけですが、日本各都市でも同じようなシステムを利用できるのもそう遠くない時期と思われます。



2014年6月20日金曜日

東京都「ソーラー屋根台帳」(2)

「太陽光発電システム」の場合、実際に住所を入力すると【建物のポテンシャル情報】として次の回答が得れます
  ・<日当たりの良さ>:適合度(年間予測日射量)*****KWh/㎡・年
 ・<ポテンシャル >:太陽光発電システム
   :設置可能システム容量(推定)**KW   :年間予測発電量**KWh/年
   :一般家庭の電力需要換算**世帯分 :年間予測CO2削減量**tCO2/年
 ・<建物データ>
   :建物ID        :算出対象屋根面積 ***㎡


自分の家に太陽光発電を考えた時、手軽にある程度の予測値が得られので、大いに活用されるべきと考えます。
また、同様に「太陽熱利用システム」でも、同様な予測値が得られます。


明日へ続きます。


2014年6月19日木曜日

東京都「ソーラー屋根台帳」(1)

2020年の「ゼロエネ」基本計画ではクリーンなエネルギーが求められており、その筆頭が「太陽光発電」です。
東京都では(公)東京都環境公社と連携し、都内の建物がそれぞれにどの程度、太陽光発電などの設置に適しているかが、一目で分かるウェブ上のデータベース「東京ソーラー屋根台帳」(ポテンシャルマップ)を全国で初めて開発し公開しました。


この「東京ソーラー屋根台帳」は、建物一棟ごとにID番号をつけ、その建物ごとに、太陽光発電のへの適合度を色分けし、分かりやすく表示。
また、太陽光熱利用システムの適合度も併せて表示します。
このシステムでは、航空測量データを用いて実際の建物を3次元で解析し建物ごとに予測される日照量を分析し、それぞれの屋根の傾斜や、近隣の建物などによる日影の影響なども考慮して、太陽光発電などへの適合度を算出します。


明日へ続きます。




2014年5月28日水曜日

「H24年 国民健康・栄養調査」 (その3)

【歩数の状況】        
1日の歩数の平均値は、男性7,139歩、女性は6,257歩であり、前年に比べて、男性は変わらず、女性は減少。H15年調査時より男女とも5%前後減少しています。
都道府県別では、男性では兵庫県が、女性では千葉県が最も多く、最少では男性は宮城県6,439歩、女性は秋田県の6,023歩で、最多の県とかなり隔たりがあります。

【運動習慣者の状況】     
運動習慣のある者の割合は、男性36.1%、女性28.2%であり、前年に比べて男女とも変
わかりません。男性の30~40歳代では2割程度にとどまり、女性の20~40歳代では2割を下回っている半面、男性の70歳以上49.2%と最も高く、女性は60歳代が40.1%と高い数値となっています。高齢者がより身体能力維持(老化防止)のため、運動習慣をつけている様子が分かります。

【睡眠の状況】          
ここ1ヶ月間、睡眠で「休養が十分とれていない者」の割合は、14.9%であり、前年に比べて、減少しています。
「まったくとれていない」・「あまりとれていない」者は、30~30歳代24.9%、40~49歳代25.6%と、働き盛りと言われる世代にこの比率が高くなっています。

【朝食の欠食率】
朝食の欠食率は、男性12.8%、女性9.0%で、前年に比べて、男女とも減少しています。
男性では20~29歳代が最も高く29.5%、次いで30~39歳代は25.8%とこの2世代で55%を超えています。また、女性では20~29歳代22.1%で、他の世代に比べ倍以上の高い数値を示しています。この世代では「朝からしっかり食べる」事がサプリメント摂取の影響などで変わりつつあるようです。

この調査では、このほか「歯科検診受診の状況」・「健康づくりのボランティア活動参加状況」・「高齢者の社会参加の状況」・「喫煙の状況」・「飲酒の状況」などが報告されております。
詳しくはこちらから


2014年4月に、人間ドック学会などがつくる専門委員会は、健康診断に新基準を提言し、血圧やBMI、中性脂肪、コレステロールなどの数値について正常値の範囲を「緩めるべき」と発表しました。今後の健康診断の診断結果の総括など注目されます。


2014年5月27日火曜日

「H24年 国民健康・栄養調査」 (その2)

【野菜・果物摂取量の状況】  
成人の野菜類摂取量の平均値は、286.5gであり、どの年代でも「国の勧める1日摂取量350g」には達していません。
また、果実類摂取量の平均値は、108.5gであり、年齢階級別にみると、20~40歳代では60g前後にとどまっており、推奨している1日摂取量200gの1/3となっています。

【食塩摂取量の状況】    
 成人の食塩摂取量の平均値は、男性11.3g/日、女性9.6g/日であり、前年と比べて、男女とも変わっていません。
都道府県別摂取量では男女とも岩手県が男性12.9g/日・女性11.1g/日で最も多く、最少では男女とも、沖縄県の男性9.5g/日、女性7.8g/日です。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、1日の塩分摂取量を男性9.0g未満、女性7.5g未満としています。調査報告を見ますと沖縄県が近い数値ですが、全体ではこの基準達成はかなりハードルが高いと思われます。


明日に続きます。




2014年5月26日月曜日

「H24年 国民健康・栄養調査」 (その1)

厚生労働省から「H24年 国民健康・栄養調査」結果が発表されています。調査の対象は12,750世帯、約26,000人です。
この調査は昭和22年から平成5年まで「国民栄養の現状」として毎年報告され、平成6年からは現在の「国民健康・栄養調査」にかわり、引き続き毎年報告されております。

【糖尿病に関する状況】 
「糖尿病が強く疑われる者」は約950万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」は約1,100万人と推計され、「糖尿病」としては約2,050万人と国民全体の16.2%に達し、国民病とも言われていますが、H9年以降初めて減少に転じました。
「糖尿病が強く疑われる者」の年代層別では、男性は60歳以上が43.9%、女性は60歳以上が29.3%。高齢者層の罹病率が高い事が窺え、特に男性の罹病率の高さが顕著です。

【身体状況】  
肥満者(BMI≧25)の割合は、男性29.1%、女性19.4%であり、前年に比べて男性は変わらず、女性は減少しています。
肥満者の年代層別では、男性は40~49歳が36.6%と最も高く、女性では70歳以上が24.6%と高くなっており、やせの者の年代層別では、男性が20~29歳が7.2%と最も高く、女性では20~29歳が21.8%と高くなっています。

【血圧に関する状況】

収縮期(最高)血圧の平均値は、男性134.6㎜Hg、女性127.3㎜Hgであり、この10年間、男性は大きな変化は見られず、女性はいずれも減少傾向が見られています。



明日に続きます。



2014年5月25日日曜日

高齢社会白書(5):生活環境他

60歳以上の高齢者に現在の住宅の満足度を聞いてみると「満足」又は「ある程度満足」している人は総数で89.3%と9割近くの人が満足しています。持家では69.9%、賃貸住宅では69.9%となっています。

近所付き合いの程度で、一人暮らしの男性は「付き合いがほとんどない」が17.4%と高く
逆に一人暮らしの女性は「親しく付き合っている」が60.9%と最も高くなっています。
病気や、一人で出来ない必要な作業の手伝いについて「頼れる人がいない」者の割合は、全体で2.4%ですが、一人暮らしの男性では20.0%に上ります。
やはり、男性が地域社会に馴染みにくい一面が表れています。

「孤立死(孤独死)」がよく話題にのぼりますが、東京都監察医務院の公表データによると、東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数は、2012年に2,729人となっております。また、(独)都市再生機構のデータでは、同機構の賃貸住宅約76万戸での、単身者の死後発見された件数は(自殺や他殺を除く)2011年度に200件、65歳以上に限ると131件となり、2008年度に比べても全体で約3割、65歳以上では約5割の増加となっています。一人暮らし人口の増加と共にこの割合も増えています。
これも核家族化現象の現れでしょうか。