厚生労働省から「H24年 国民健康・栄養調査」結果が発表されています。調査の対象は12,750世帯、約26,000人です。
この調査は昭和22年から平成5年まで「国民栄養の現状」として毎年報告され、平成6年からは現在の「国民健康・栄養調査」にかわり、引き続き毎年報告されております。
【糖尿病に関する状況】
「糖尿病が強く疑われる者」は約950万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」は約1,100万人と推計され、「糖尿病」としては約2,050万人と国民全体の16.2%に達し、国民病とも言われていますが、H9年以降初めて減少に転じました。
「糖尿病が強く疑われる者」の年代層別では、男性は60歳以上が43.9%、女性は60歳以上が29.3%。高齢者層の罹病率が高い事が窺え、特に男性の罹病率の高さが顕著です。
【身体状況】
肥満者(BMI≧25)の割合は、男性29.1%、女性19.4%であり、前年に比べて男性は変わらず、女性は減少しています。
肥満者の年代層別では、男性は40~49歳が36.6%と最も高く、女性では70歳以上が24.6%と高くなっており、やせの者の年代層別では、男性が20~29歳が7.2%と最も高く、女性では20~29歳が21.8%と高くなっています。
【血圧に関する状況】
収縮期(最高)血圧の平均値は、男性134.6㎜Hg、女性127.3㎜Hgであり、この10年間、男性は大きな変化は見られず、女性はいずれも減少傾向が見られています。
明日に続きます。
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