60歳以上の高齢者に現在の住宅の満足度を聞いてみると「満足」又は「ある程度満足」している人は総数で89.3%と9割近くの人が満足しています。持家では69.9%、賃貸住宅では69.9%となっています。
近所付き合いの程度で、一人暮らしの男性は「付き合いがほとんどない」が17.4%と高く
逆に一人暮らしの女性は「親しく付き合っている」が60.9%と最も高くなっています。
病気や、一人で出来ない必要な作業の手伝いについて「頼れる人がいない」者の割合は、全体で2.4%ですが、一人暮らしの男性では20.0%に上ります。
やはり、男性が地域社会に馴染みにくい一面が表れています。
「孤立死(孤独死)」がよく話題にのぼりますが、東京都監察医務院の公表データによると、東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数は、2012年に2,729人となっております。また、(独)都市再生機構のデータでは、同機構の賃貸住宅約76万戸での、単身者の死後発見された件数は(自殺や他殺を除く)2011年度に200件、65歳以上に限ると131件となり、2008年度に比べても全体で約3割、65歳以上では約5割の増加となっています。一人暮らし人口の増加と共にこの割合も増えています。
これも核家族化現象の現れでしょうか。
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