2012年に東京都で乳製品アレルギーの女児が給食後死亡した事故がありました。このことなどから、アレルギー疾患に対する総合的な施策が求められてきました。
「アレルギー基本法(アレルギー疾患対策基本法)」が6月20日に成立しました。この法律は、アトピー性皮膚炎や花粉症など急増するアレルギー疾患への対策指針策を国に義務付ける法律です。
法律の目的は(要旨)「・・アレルギー疾患が国民生活に多大な影響を及ぼしている現状及び、生活環境に係る多様かつ複合的な要因により発生し、かつ、重症化することに対し、アレルギー疾患対策に関し、基本理念を定め、国・地方公共団体・医療保険者・国民・医師その他の医療関係者及び学校等の設置者等の責務を明らかにし、並びに疾患対策の推進に関する計画の策定を定め、総合的かつ計画的に推進する」とあります。
この基本法ではアレルギー疾患を、第二条で「アレルギー疾患とは、アレルギー性気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症、食物アレルギーその他アレルゲンに起因する免疫反応による、人の生体に有害な局所的又は全身的反応に係る疾患」としています。
明日に続きます。
0 件のコメント:
コメントを投稿