2014年9月22日月曜日

子どもの家庭内事故(1) 7割が住宅内で

「平成25年版消費者白書」によれば、消費者庁と国民生活センターが共同事業として行っている「医療機関ネットワーク事業」に参画する13医療機関での、子どもの事故の事故のデータがあります。
201012月から201212月までの約2年間で、9,889件の事故です。年齢別では12歳以下の事故情報7,997件のうち、事故発生場所が「住宅内」が5,390件と約7割をしめています。

住宅内事故の年代別では0歳以上2歳未満の事故が2,645件(49.0%)、2歳以上6歳未満が2,147件(39.8%)、6歳以上12歳未満が598件(11.0%)と、0歳から2歳にかけての家庭内事故が約5割に達しています。

子どもの家庭内事故の特徴

子どもの成長・発達段階により知能や身体能力の差が大きいため、事故の傾向も変わってきます。
0歳から2歳未満では、目についたものを口に入れてしまう「誤飲・誤嚥」が509件(19.2%)なのに対し、2歳以上6歳未満では213件(9.9%)、6歳以上12歳未満では37件(6.2%)と、年代ごとにその割合が減少しています。主なものはタバコや電池等の誤飲です。
一方、「ぶつかる・当る」ことによるけがの割合は、年齢が高くなるにつれ徐々に高くなっています。主な事例は、部屋の中で転送して机やテーブルにぶつかるケースです。

     0歳以上2歳未満の主な事例
・階段、ベッド、ソファ等からの転落
・家電類、暖房器具、食品等でのやけど
・風呂場での転倒・溺水
・タバコ、電池等の誤飲・誤嚥

     2歳以上6歳未満の主な事例
・階段、ソファ等からの転落
・居室、浴室での転倒・溺水
・ぶつかった、当った、接触したことによるけが
・玩具等の誤飲・誤嚥

     6歳以上12歳未満
・ぶつかった、当ったことによるけが
・階段、浴室等での転倒の主な事例
・階段、椅子、ベッド等からの転落

・食料品、暖房器具等によるやけど 



続きは明日掲載します。


0 件のコメント:

コメントを投稿