戸建て建売住宅や新築マンションなどでも、CASBEEによる評価を表示しているものもあり、地方自治体によっては、一定程度の規模のものに対しCASBEE評価を義務づけたり、評価の高いプロジェクトに補助金を出すところもあります。また、企業の社会的責任の意識の多高まりから、工場やビルの新築・改修などの際に、CASBEEによる高評価を受けたことを積極的に発表しているケースもあります。
また地域(コミュニティー)の健康評価ツールとして、「コミュニティーの健康チェックリスト」の活用も期待されています。住んでいる地域を①機能阻害要因の除去、②参加活動促進要因の充足の2つの面から評価します。これにより<お住まいの地域の健康ランキング>として、全国10,000人のアンケート調査による、<全国100地域中何位>と地域がランキングされます。この評価を通じて、住まいの地域における充実している点や、配慮の必要な点などがかなり明確となります。
大きな建物やまちづくりなどに使われるCASBEE
の他に、一般の住宅などにも使われ、分かり易い「CASBEE 健康チェックリスト」というものがあります。これは自分の住まいの健康性を自分で採点し、採点結果が部屋・場所別、健康要素度別にレーダーチャートで示してくれます。これにより、自宅のどこに、どんな健康に影響を与える要素があるかを見つけることができます。また、採点結果を全国6,000軒の戸建住宅に対する調査結果と照らし合わせ、自宅の健康ランキングを1位(最高)~100位(最低)までの間に順位づけて示してくれます。
この「CASBEE 健康チェックリスト」は、住まいの環境が健康に大きな影響を与えことから、健康に悪影響が及ばない居住環境を実現するために開発されました。
チェックリストの設問は場所別に室内7場所と室外、介護対応の全50項目で、7健康要素
ポイント<(温):温かさ・涼しさ、(静):静けさ、(明):明るさ、(清):清潔さ、(全)安全、(心)安心>についてが採点されていきます。
続きは16日に掲載します。
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