2014年10月10日金曜日

【PM1.0】って?

粒子状物質PM2.5の飛来に大きな関心が集まるようになって数年が経ちますが、ここ12年あたりより【PM1.0】と言われる更に粒子が細かい物質が話題に上がるようになっています。

PM1.0】とは何でしょう。PM2.5と花粉が一緒に存在する場合、何らかの花粉にPM2.5が付着、この付着物質に水分が吸収されると花粉がもろくなります。この状態の時、高湿度いわゆる水分が加わるなどの条件で花粉が破裂、分裂してしまった花粉と一緒に【PM1.0】が誕生、非常に小さい粒子で、口や鼻の粘膜では対応しきれず人体に容易に入ってしまうと言われています。

埼玉大学の王先生はスリーエムケア㈱のサイトで(要旨)「大気汚染物質により傷がついた花粉は割れやすく、特に、湿度が高まると花粉が裂けて爆発しやすくなる。この爆発によって花粉表面と内部からアレルギーの原因となるアレルゲン物質が大量に放出される。その後晴天時に乾燥し、アレルゲン物質の大きさは、元のスギ花粉の30分の1、わずか1.0マイクロメートル以下のPM1.0となるので、さらに細かな粒子として大気中に浮遊する。粒子が小さくなるほど肺の奥、さらに血管に侵入しやすくなり、濃度上昇に従い、ぜんそく・気管支炎・肺や心臓疾患の発症リスクがさらに高まる。スギ花粉に限らずヒノキ花粉も同じ事が考えられる。花粉飛散時期には、しっかりとした花粉対策を」をと言われています。

花粉飛散時期はまだ先のことですが、中国でのPM2.5の状況は季節に関係なくあまり改善されていません。つい先日は北京で「最悪の状況」と報じられ、日本を襲う台風にのり日本各地での飛散が懸念されています。

また、冬場に向け閉鎖された状態での室内空気の改善が、より必要な時期となって参ります。PM2.5PM1.0)対応の高性能空気清浄機や、空気質改善資材を有効に活用し「きれいな空気の家」で、安全安心に暮らしましょう。



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